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熊本電鉄廃線跡壱

御代志―菊池

 熊本電鉄の御代志から先が廃止されてから、既に15年が過ぎ去った。
廃線跡は、国道に呑み込まれたり、木々が覆い茂り自然に還ってしまったりと、
確実にその姿を失いつつある。
しかし、まだよく探してみると、その痕跡を辿る事が出来る。
2001年春、きくち電車の記憶・・・。


御代志―大池

現在の終着駅、御代志からさらに先に伸びる路盤が残っている。この区間の廃線跡は、現在も
熊本電鉄の所有となっているらしい。大池駅至近には、同線廃止後に開園した県立農業公園
などがあり、同園では植木市なども開催されている。私個人としては、大池までの再延長は
可能なのではないかと思うのだが・・。

御代志に到着した6000系。島式ホームの片面を
電車が、もう片面をバスが使用している。
御代志駅ホーム。
御代志駅から数百メートル先。
路盤が完全に残っている。奥が御代志方向。
ここから御代志方面は、車がとおった跡も
ほとんど無い。
上の写真と同じ位置で大池方向を見る。
ここから築堤で下っている。路盤には車の
轍がはっきりと見える。それなりの交通量が
あるのだろう。
同じ位置に放置されたレイル。
おそらくこの場所にあった踏切のものと見られる。
築堤をほぼ下りきった所にある踏み切り跡。
埋まってしまってはいるが、殆ど原型のままだ。
大池駅方向より御代志方面を望む。
路盤が残っているのはここまでだ。
上の場所より大池駅跡を望む。
乗用車の奥付近がホーム跡。
大池駅跡。
木造のバス待合所は廃線後設置。
その裏に微妙に残っている盛り土がホーム跡の
一部(のはず)。
大池駅のホームはかなり広かったように記憶し
ている。

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